山、ときどき仕事 

~大人女子わんわんの山登り~

赤いザックが欲しい!~ザック界のロールスロイスはグレゴリーだ!グレゴリージェイド28

山登りをはじめたばかりの友人が、ザックが欲しいの付き合ってとの事でしたが、彼女の希望はずばり「赤いザックが欲しい」でした。

高尾山クラスの山登りでは、あーだーこーだの末に、オスプレーのシラス24が今のところ最適という解がでていたのですが、シラス24には、モスグリーン、黒、紫、ブルーというラインアップで、赤はありません。

私も、先日もオスプレーの小型ザック選びで、レディースモデルに欲しい色がなく、男性用モデルのタロン22を買ったばかりですが、今回もオスプレーのシラス24の男性用モデルに相当するストラトスには、赤があります。まったくオスプレー何考えてんだよ~男性用と女性用のカラーを全部入れ替えてくれよ~という感じです。

このシラス使いやすさ、若干小さいかなという感覚はあるものの、低山ハイクでは十分、そして背負い易さは、感動ものなのですが、女子には色って大事なので今回は希望色がなしという事で候補から外します。

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 赤という事でミレー、ドイター、グレゴリー辺りのザックに定評のあるブランドで候補を探しました。

最初にミレーエリウムがいいのではないかと思いました。2018年モデルで赤と明るい紫があり、山で背負っている人を見かけた時に、そのカッコよさに感動したからです。

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実は、別の友人がこれを買いたかったですが、その時は背面長が合わなかったこと(オスプレーの背面長調節機能は本当にすごいと思います)、また雨蓋(あまぶた)という上についている小物も入る場所にものを入れると上に高くなりすぎてしまって、帽子にあたるといいますか、首を後ろに倒せない感じがあり断念した事があります。

友人に勧めるにあたって再度検証しようとこのエリウムの現品を探しましたミレー直営でもなかなかおいておらず、結局好日山荘の銀座店で発見、背負ってみました。

結論は、カッコいいけど私は背負いにくかったです。やはりミレーのザックはどれもそうですが縦に長すぎる感じがしたのと、ウエストベルトが本当に細めの紐だけで、かなり心もとない。結局、ウエストベルトが必要になってくるのは、30L以上の本格的にものを詰めた状態の時のみで、20L台ではあまり重視されない様です。

まぁ、こんなに綺麗な紫もありますので、かっこよさ超重視の方は、候補にあがると思います。

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オスプレーシラスの男性用モデルストラトスも友人に背負ってもらいました。

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 肩の所が浮いてしまっているのが判りますか?隙間が背中にできています。前は、胸の上に背負う紐、ショルダーハーネスがかかっています。要するに「おっぱいの上にハーネスが乗っている」状態。胸つぶれて見えてカッコ悪い。これは赤でも無理です。

という訳で、グレゴリーの28L、ジェイド28に戻って来ました。

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 グレゴリーは、ザック界のロールスロイスと呼ばれているそうです。最高級車として、もう車のレベルと超えて君臨しているロールスロイスに並び称されるって、どんなザックかと思います。値段がまず28Lで2万円とロールスロイスです。でも背負ってみると本当に背中に吸い付くようで素晴らしい。ただし、背面長という背中の長さ調節ができないので、2サイズありますが、これが合わなければ使えませんのでご注意下さい。

色も黒と赤と紫の3色ありますが、ネットで見る色よりも、この赤が素敵。背負った瞬間にVサインを出す友人。大人女子価格は気にしません。流石!

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 横から見たところ。Sサイズの選択で背中もぴったり、因みに彼女の背面長は43CMです。本格的なザックのふりして、実はチャックでガバッと開閉できます。横のポケットも大き目で使いやすそう。このあと、トレッキングポールを買いましたが、ブラックダイヤモンドの折り畳みトレッキングポール、すっぽり横のポケットに入ります。

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 身長154CMと小柄な彼女ですが、後ろ姿もかわいいっ。

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同じぐらいのサイズでもドイターというブランドですと、もっと山っぽくフレームががっちり入っていて、ものが入れにくいという感じもあるのですが、これは、チャックをガバッとあけると、下まで何もなくバーンと荷物が入ります。これなら冬になってアウターが増えても大丈夫です。流石、ザック界のロールスロイス、グレゴリーです。

 

2019年モデルについては、こちらのブログをご覧ください。以下は、2018年までの旧モデルです。

ジェイド28Lはこの3色。

紫もカッコいいですよね。画像にはアマゾンのリンクを貼ってありますので、詳しい中の構造とかは、そちらでご覧くださいませ。くれぐれも購入の際はサイズの確認をお忘れなく。背面長調整ができないので背負ってみないと感覚判らないと思います。

 

 

因みに、もし少し大きめが嫌でなければ、このジェイドには33Lや38Lもあります。33Lあれば、山小屋泊であれば1泊登山でも使えます。友人には、ちょうどアンバーの33Lがあったので背負ってもらいましたが、「ちょっと大きい、泊まる時はまた別のを買うからいいや」(お金に余裕のあるタイプ)との事なので、今回は28Lにしました。私も155CMなのですが、小柄な女性だと33Lは特にお店で見るとデカく感じますね。入れて見ると結構入れるものがあって、大型ザックも欲しくなるのですが・・・

 

アンバーシリーズも28L、34Lと色々な大きさがそろっています。アンバーとジェイドの違いは、開け方と背中の隙間と軽さです。オスプレーのおすすめザックシラスも背中にネットがあって暑さ対策がされていますが、ジェイドも背中にネットがあります。また、開け方もアンバーは本格的なザック風な開け方ですが、ジェイドは街で使うザックのようにチャックでガバッとあきます。見た目、アンバーの方がカラー発色も良く目が行くのですが、使い勝手をよく考えてご検討下さいませ。

以上、ザック界のロールスロイスグレゴリーのレポートでした。もしよろしければ他のザックのレポートもカテゴリーわけをしてありますので、山道具‐ザックカテゴリーでお読みください。

 

追記 2019/03/30 2019年新作でました。

wanwan-tozan.hatenablog.com