高尾山13回目~昔キャリア女史「山姥(やまんば)」との出会い
高尾山13回目は、2018年4月19日(木)平日にひとりで登りました。ひとりなので、新宿駅発6:08分の準特急高尾山口行というとてつもなく早い時間に高尾山に向かいます。
いつもの6号路ではなく、前日が雨だった為にこの日は稲荷山コースです。もう新緑が眩しい、眩しすぎる。早朝からの登山なので人もいません。人もいないから、切り株にカメラを乗せて自撮り。(笑)
階段を巻いて(急坂を迂回することを山用語で「まく」と言いますが、もう毎回、まきまき)、稲荷山へ入り、稲荷山の階段を巻いて脇の道に入った所で、道の横のツタを熱心に写真に撮る女性に会います。ひとつひとつの植物にも物語があるんだなぁと言う感じです。
奥高尾へ向かって歩き始めると歩くスピードが同じなので(つまり余り速くない)ので、おしゃべりしながら。結局景信山まで行くという事なので、ついて行く事にしました。
一人静、横にちょっと見えるのはホウチャクソウ。
ミミガタテンナンショウ
ナツトウダイ
一丁平も新緑でいっぱいです。
もみじ台の北側巻き道で見つけたスミレ。山姥も名前ちょっと判らないとのこと。
イカリソウ、もう山姥詳しすぎ。(笑)
ホウチャクソウ、一気に花の名前が詳しくなりました。
ヤマルリソウ。
シャガも先始め&昨日の雨でみずみずしい。
チゴユリ。
と沢山の花の名前を教えて頂きながら景信山へ向かいます。陣馬から来たことはありますが、こちら側からは始めてです。同行者がいてとても心強い。最後の登りがきついんですが、景信に入ると標高が少し変わるだけで花の種類や咲く時期が変わるそうです、そんな話をしながらだと、辛い事も忘れてどんどん進めました。
また、山姥は、高尾山から景信山専門に歩いているらしく、巻き道も超詳しいのです。えっ、ここも巻くの?というくらい巻き道を教えて頂きました。
そして、山の色が萌黄色に染まる景信山へ到着。素晴らしい景色です。ここで山姥とお弁当を頂きました。山姥のお弁当はお惣菜の入っていたプラスチックトレーにご飯を詰めて、上に塩サケが乗ったシンプルなもの。それにゆで卵と小さなポットに入った暖かい飲み物です。なんか、全部カッコいい、マネしたいです。
お話を伺うと定年までは保育園の園長先生のお仕事をされ、独身(でも私と同じく離婚経験あり)で、ようするに、私がいつもつるんでいる女子と同じなんですね。因みに77歳だそうですが、話が合う訳です。
日本100名山はすでに制覇、もう少し若い時は世界中の山にチャレンジしたそうで、その数50以上、カナダやスイス1か月、200万もするらしい南極ツアーなど、本当に本物の大人女子でした。ぜひ師匠になっていただきたいので、連絡先を交換。
そして、登りは同じペースですが下山は速い、速い。ご本人曰く、登山家ではなく、下山家とのこと。景信山からバス停まで45分で降りるそうです。私もいつもよりスピードを上げた為に、翌日膝に来ました。(笑)次回ご一緒するときは、ゆっくり降りて貰わなくては・・・・
この日は、小仏バス停手前でイチリンソウの群生を見つけました。
もう夢中になって写真撮る山姥かわいいっ。でも、パソコンを持っていないので、デジカメの中には写真が溜まる一方との事。私がスマホの設定全部やってあげたい、きっと昔のデジカメより、今のスマホの方がきれいに写真撮れるのになぁ。
と言うわけで、体力キープの為に月に2回は平日の早朝から登るという山姥と再会を固く約束したのでした。